言葉の散歩道


no 1 黙して語らず
no 2 日本のマザーテレサ?
no 3 キリスト教は西洋の宗教?
no 4 鎌倉の大仏様も  「ハイ、 ポーズ!」
no 5 夏は涼しく、 冬は暖かく
no 6 「敬遠」? それとも 「感謝」?
no 7 死を越える命
no 8 たゆたえども沈まないクリスマス
no 9 君がため春の野に出でて若菜つむ
no 10 ひい、ふう、みい、よお、何のこと
no 11 ひな祭りと十字架
no 12 奉仕のうちに終わるもの
no 13 色は匂へど...?
no14 色は匂へど ・ ・ ・ ?その2
no15 ダヴィンチコード
no16 ダ・ヴィンチ・コード その2
no17 神辺(かんなび)
no18 ユダの接吻
no19 クリスマスは何日
no20 知られざる皇室の紋章
no21 知られざる皇室の紋章(その2)獅子と一角獣
no22 一人相撲
no23 まことの旅
no24 日本人はどこから来たのか?
no25 言葉は人生をつくる
no26 野菜と肥えた牛「聖書」
no27 子育ては親育て
no28 子供の教育
no29 子育ては親育て (恐怖)
no30 子育ては親育て (同情)
no31 子育ては親育て (はげまし)
no32 子育ては親育て (からかい)
no33 イ−スター

 「ことばの散歩道」なんて、チョッときれいっぽいタイトルのコラムを書かせて頂いていますが、散歩道をウォーキングするような感じで、自分たちより先に歩いて行った人が残してくれたことばを拾ったりして、目に留めてみたいなあと思ったりしています。こういうのは、よく新聞とかでもあるけれど、学者先生の書くものには初めから及びません。素人の取り留めがないものです。

 何年か前に見た「プラトーン」という戦争映画で、チャーリー・シーン演じる新兵が、ベトナムのジャングルの中で、鬼軍曹に怒鳴られる場面がありました。理由は、1グラムでも軽くすべき兵隊のバックパックの中に、脳天気にも週刊誌や雑誌(PLAY BOYもあった)をいっぱい詰め込んで、戦闘に出ていたからでした。この映画はオリバー・ストーン監督の実体験と思想が出ていたとても良い映画でした。今の若者は、(って言うと、僕もジジイになったなと思うけど)お堅い小説なんかは読まなくなったように聞いています。それでも、第一次、第二次世界大戦を通じて、徴兵された学生達の多くが、ゲーテの本だとか、宮沢賢治とか、聖書なんかを持って行ったそうです。それで命が守られるわけでもなく、腹がふくれるわけでもないのに。

ロマン・ロランが「人は太陽の光だけでは生きられない。心の光がなくては」と言いました。聖書の中でも、イエスが「人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つのことばで生きる」と言っています。神という存在がわからなくても構わないと思うけれど、逆に、人が考えてわかるような神なら、チリ紙位の存在かなとも思ったりして。でもやっぱり人間は、心の糧がないと生きられない存在。「物質主義に染まった生き方は死んだような人生。それは切り株のようだ」とも聖書は言っています。

Calgary Japanese Gospel Church

日本語部牧師 谷口洋一