| 言葉の散歩道 |
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ことばの散歩道 「ひい、ふう、みい、よお、何のこと?」 先月号の本紙では、大和の昔より天皇家や古代神道が、聖書やユダヤ教の影響を大きく受けていることを書きました。今回は日本語とユダヤの言葉であるヘブル語が似ていることをお話しましょう。世の中には色んな人がいるものです。ヨセフ・アイデルバーグという人もその一人です。彼は1960年代にイスラエルから日本に来ました。京都の護王神社に見習いとして仕えながら、古代日本とユダヤの共通文化を研究しました。彼は興味深いことを言っています。 日本人は普通、物を数えるときに「一、二、三・・・十」と言いますが、私の小さい頃、祖母は、「ひい、ふう、みい、よお、いつ、むう、なな、やあ、ここの、とお」などと言っていました。ヨセフ氏は、この「ひい、ふう、みい・・・」はもともとは、ヘブル語だったと言うのです。日本の神代の物語である「記紀」(古事記と日本書紀)に、天の女神であるアマテラス・オオミカミ(実は太陽神)の話があります。彼女が洞窟に隠れたために、世の中が真っ暗になったという話です。その時、女神を誘い出そうとしてアメノウズメノミコトが洞窟の前でストリップで踊り、コヤネが、そばで、祝詞つまり祈りを唱えます。記紀には、その祈りがどういうものだったかは書いてありませんが、伝承によれば、それが「ひい、ふう、みい、・・・」だったのです。実際に「ひい、ふう、みい、・・・」は今も神道の祓詞として使われています。日本語としては、数を数える意味位しかありませんが、これをヘブル語として、少しのなまりを修正すれば、「ひぁ、ふぁ,み、よっ、つぃぁ、ま、なーね、やぁ、かへな、たうぉ」となり、次のように区切って発音します。「ヒァファ(Hifa)ミ(mi)ヨツィァ(yotsia) マ(ma) ナーネ(naane) ヤカヘナ(ykakhena) タウォ(tawo)」これを訳すと「誰がその美しいかたを連れ出すのでしょう。彼女が出てくるために、誘いにどんな言葉をかけるのでしょう」となり、文語的には「たが、そのうるわしめ(女神)を出すのやら。いざないに、いかなることばをかけるやら」という美しい詩文になります。内容的にも、女神を誘い出すときの言葉として、ピッタリです。 また、日本人は、「ひい、ふう、みい、・・・」だけではなく、これに「とつ」や「たつ」または「つ」などの接尾語をつけて、「ひとつ、ふたつ、みっつ・・・」ともいいますが、 これらの接尾語はヘブル語では「とつ」は「テツェ」、「つ」は「ツェ」で、共に「彼女は出て来る」「出て来て下さい」となる。つまり、コヤネがアマテラスの女神に祈りを捧げたとき、まわりにいた他の神々が、「かけ声」として祈りの一語一語に、そのつどかけ声をかけて連祷をしたというのです。 どうですか、皆さん。言葉は昔から、その中に魂を宿しているということで、言霊などと呼ばれたりしていますよね。意味がわからないような言葉や人を呪ったりする呪文の中にも言霊が宿っているのです。悪い言葉や呪いの言葉を人に投げかけると、やがては、それが自分に返ってきます。良い言葉や人を祝福するような言葉を、いつもこころがけて、少しでも、この世の中、明るくしましょう。美しい言葉は、いつか祝福としてあなたの所に返ってきます。イエス・キリストのことば「敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい」シャローム(Peace be with you in Jesus) Calgary Japanese Gospel Church 日本語部牧師 谷口洋一
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